金プラチナの価格と経済的・金融商品的特徴
金プラチナは貴金属として有名ですが、この貴金属にはただ単に宝飾品に使用されているというだけではなくて、それとは別の経済的特徴があるようにも感じられます。それでは、いったいこの金やプラチナにはどのような秘密が隠されているのでしょうか。
金とプラチナの価格
金プラチナと言いますと、貴金属であるということくらいは誰でも知っているでしょうが、それ以上の知識は持ち合わせていないという人も多いのではないでしょうか。例えば、金とプラチナでは、いったいどちらの価格のほうが高いのでしょうか。金のほうが高いのではないかと思われている方も多いかもしれませんが、通常はプラチナのほうが金よりも価格が高くなっています。というのは、まずプラチナの埋蔵量のほうが金の埋蔵量よりも少なくなっているからです。つまり、プラチナのほうが金よりも稀少性が高いということです。ただ、プラチナよりも金のほうが需要が多いのではないかと考える方もおられることでしょう。しかし、プラチナには工業的な需要というものもあります。どちらにせよ、希少性が高いのは事実なので、大阪などでは金プラチナ買取は高額で取引されます。
金プラチナの経済的特徴
では、金プラチナには、どのような経済的特徴があるのでしょうか。まず、このような貴金属には、貨幣としての役割を歴史的に担ってきたという点をあげることができます。特に金の場合には、ニクソン・ショックによって金とドルの交換停止が急に発表されるまで、金本位制といって、世界のお金の中心的存在であったと言えるわけです。すなわち、ほんの50年ほど前までは、各国が発券している紙幣は金と交換することができていて、そのことによって各国紙幣の正当性が担保されていたということになります。つまり、紙幣というものは単なる紙きれにすぎないので、実質的な価値をもつ金と交換できてはじめて正当な貨幣として認められると考えられていたのです。そのため、大阪などでは金プラチナ買取は、高額取引がされるのです。
金プラチナの金融商品としての特徴
しかし、ニクソン・ショック以降は、金プラチナの貨幣的役割はなくなってきましたから、今ではマーケットにおいて金やプラチナという商品の価格が決定されて、そこで売買が行われるということになっています。それでは、株式や債券といった金融商品と比べて、金やプラチナにはどのような金融商品としての特徴があるのでしょうか。
まず、株式には配当金というものがあって、保有する事によって毎年お金を頂ける場合が多いと言えます。それから、債券には利子というものがあって、保有する事によって毎年利子を頂ける場合が多いと言えます。これに対して、金やプラチナという商品の場合には、保有していても配当金や利子を頂けるということはありません。そのため、大阪などでは金プラチナ買取に出すことが多いのです。